給食無償化について
本日の河北新報の一面は県内市町村の給食費無償化についてでした。
小中学校の給食費は仙台市では一食290円で月にすると一人につき5,000円程度。
お金持ちの子どももそうでない子どもも、親の給料に関わらずタダで学校給食を出しましょうというものです。
河北新報の記事だと完全無償化は県内10自治体、一部無償化は4自治体。私の住む仙台市では残念ながら無償化されていません。
(河北新報から引用)
仙台市などの政令指定都市で子どもの人口が多い自治体は費用が多くかかるため実施が難しいのは十分に理解しています。市の予算はいつでもカツカツです。みんな予算の取り合いです。
また、生半可な行財政改革では財源が確保できません。全方位にいい顔をして予算をばらまいて、摩擦を起こさないようにしていれば一見うまくやっているように見えますが何も前に進まないでしょう。
宮城県は首都東京の次に出生率が少ない県です(令和3年の合計特殊出生率1.15。東京は1.08)。理由はわかりませんが全国と比較してなぜか宮城県や仙台市で子どもを産み育てようと思う人が少ない。
もう日本の少子化は止められない、少子化対策なんて無意味だという雰囲気すら漂ってきていますが、仙台市は「そんなことはない!これから変えていきましょう!」と言い続けて、この不名誉なデータにもっと危機感を持って対応しなければならないと思います。
なお、政令指定都市で実施されているのは大阪市のみ(合計特殊出生率1.27)。2番手にはなりますが、仙台市が他都市に先んじて無償化を実施して子育てしやすい街をアピールする効果はまだあります。早いもの勝ちです。
全国20政令指定都市の10番目ではアナウンス効果はありません。
ちなみに令和5年4月の統一地方選挙の直前、政府の「異次元の少子化対策の目玉として全国一律の無償化を検討する!」との方針が示されましたが、選挙が終わった現在、本当に前向きに検討をするのかはこれからちゃんと見極めなければなりませんね。
最後までお読みいただきありがとうございました!
福田ようすけ 各種リンク
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