仙台市の大雨避難について

各地で大雨が降っています。
大雨の被害に遭われた方々へ、心よりお見舞いとお悔やみを申し上げます。

6月から10月くらいまでは梅雨や台風シーズンで川が増水しやすい「出水期」と言われる期間ですので、仙台市の防災に関わっていたものとして仙台市の洪水のお話をしたいと思います。

仙台市内には大きな川がいくつかあり、そのなかで洪水になったら経済的に大ダメージを受けてしまう河川を国や県で指定しています。
細かい指定の分担を言い出すとゴチャゴチャになり、訳がわからなくなるので割愛しますね。

その河川は名取川、広瀬川、七北田川、笊川、旧笊川、増田川、梅田川、砂押川。皆さんのお家の近くにもありますでしょうか。

大雨などでこれらの河川の水位(水かさ)が上昇して、堤防から水があふれたり、堤防が壊れたりすると広い範囲で洪水になってしまうんです。

仙台市では洪水になって家に取り残されたり、避難中に動けなくなったりしないように一定の水位になったら「今が避難するタイミングですよ!」とお知らせして安全な避難所に避難していただくようにしています。
避難所でなくても、お友達の家やファミレス、映画館、何なら温泉やホテルでもいいんですけどね。とにかく低い土地から離れる。これが大事。

地震と違って何日も前から「大雨が降るぞ〜」と言われていることがほとんどですので車で避難してもオッケーです。しっかりと準備をしていてください。

計画的に仕事を休むのも一つの方法です。
経営者や職場の責任者の方は臨時休業や時短勤務をしたりするのも職員の安全確保上いいですし、逆に休むことで対外的にしっかりした会社というイメージアップの効果もあるかもしれません。

じゃあ丘の上の我が家も避難したほうがいいの?と思われる方もいらっしゃいますが、安全な場所にいる方はお家にいたほうがいいです。避難所は快適とは程遠いですから。低い土地や河川の近くにお住まいの方が対象です。

その場所については以下のリンク先。
仙台市防災ハザードマップ
※私が危機管理室にいるときに作りました(アピール)
※私がいたときより見やすくなっています


なお、河川の水位はこちらで確認できます。
例えば七北田川上流。
【七北田川、鼻毛橋、小角水位計の水位】
※くれぐれも増水した川を見に行ってはいけません!

正しい情報は仙台市から緊急速報メール(エリアメール)やテレビ、ホームページ、SNS等の手段でお伝えしますので、タイミングを失わずに避難してくださいね。

最後までお読みいただきありがとうございました!

福田ようすけ 各種リンク



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